肘の外側の痛みについて

今日は肘の外側の痛み、

いわゆるテニス肘(外側上顆炎)についてです。
代表的な症状で言えば、
雑巾を絞るときに痛むや、キャップを
開けるときの痛み物を掴んだ時の痛み、
中指や示指を反ったときの痛みなどが、
よくみられます。
 
何故、指先の動きなのに肘の外側が
痛くなるかと言うと、
肘の外側に出っぱった骨があると思います。
そこから、手の甲側の指先まで筋肉が付くからです。
筋肉の作用としては曲げた指を伸ばす、
前腕の回旋動作(手掌側を天井に向ける)
手首を起こす動作や母指側に倒す動作などです。
 
肘の内側の出っぱったとこから手掌側の指先まで
筋肉がつきます。
筋肉の作用としては伸ばした指を曲げる、
前腕の回旋動作(手の甲を天井に向ける)
手首を倒す動作や小指側に倒す動作などです。
 
では、どういった人に起こりやすいのかというと、
名前の通りテニスプレーヤー、手をよく使う人、
物を掴む動作が多い人に見られることが多いです。
 
原因としては、手を使えば疲労していきます。
それが、すぐ自然治癒できるレベルなら、
良いのですが、大概は使いすぎて、
疲労が溜まっていき、ドンドン蓄積されて、
筋肉が固まっていきます。
筋肉は、本来柔軟性があってスムーズに
伸び縮みできていますが、固くなってくると、
そういうわけにはいきません!
固くなった筋肉を無理矢理
動かしているわけですから、
当然、骨についている筋肉に強引に引っ張られ、
炎症を起こし、痛みが出るのです。
 
では、これを予防する方法はあるのでしょうか?
初期であれば、マッサージやストレッチなどを
やったりすれば少し症状が改善します。
基本的には使いすぎなので大人しくしていれば治ります。
 
仕事や部活も簡単に休めるものでもありませんが、
重度のものになると、固くなった筋肉が
神経を圧迫し指のしびれや、
強い痛みなどの症状が出ることもあるので、
なるべく専門のところで治療した方が良いと思います。