膝の変形による痛みについて

今日は膝の変形による痛みについて

ご説明させていただきます。

 

始めに膝関節について、かるく説明すると、

大腿骨と膝蓋骨と脛骨で構成されています。

この大腿骨と脛骨の間に半月板と呼ばれる

関節唇がありクッションの役割をしています。

この半月板は内側と外側にあります。

変形性膝関節症は、この内側の半月板が

すり減り骨と骨が衝突して、膝の内側に痛みが

出て横に広がるように骨増殖して、

膝の内側が出っ張ってきます。

 

そして、この場合の痛みに関しては

だいたいは変形初期に起こり、変形しきってしまえば

痛みは、ほとんどおさまります。

 

原因は、加齢による関節液の量の低下や筋力低下による

膝関節の隙間が狭くなり骨と骨が衝突した時や

寒さや疲労などで筋肉が固くなったり、

膝をついて作業をすることを続けてきたりと

原因は様々です。

 

性差で言えば女性の方が多く見られます。

それは何故か?

これは女性に内股が多いのが理由です。

正座をしてもらうと、その差がハッキリ出ます。

女性は膝が内側に入りますが、

男性は外側に開くようになります。

これは、治療をする上でも重要なことです。

男女問わずに膝の変形がある方は座るときに

膝が内側に入る傾向にあります

これを外側にするだけで膝の内側にかかる負担が減ります。

 

後、日本の悪しき習慣である正座はしないことです。

理由は先程説明した通りです。

 

何よりも筋力低下も大きな原因の一つです。

大腿四頭筋の筋力低下や凝り固まっていくと

膝の隙間が狭くなっていくと言われています。

もう1ヶ所原因となるのが膝裏の筋肉の固さです。

ここは、かなり痛いのですが、

自分でマッサージしてあげると楽になります。

 

自宅でできる予防法としては、

バスタオルをぐるぐる巻きにして、

膝の下に入れて10秒間潰してあげて、少し休むというものを

10セットくらい繰り返してあげます。

これを毎日続けていくと大腿部の筋力がついてくるので、

痛みが楽になっていきます。

 

薬局などで売っている、せんねん灸で膝の内側を

温めてあげたり、膝のサポーターで温めてあげたり、

専門の方のマッサージも効果が高いです。

 

関節は寒さに弱いので、冷やさないことが大切です。