ランナー膝について

今日は、ランナー膝についてです。

どういった人に多いかというと、

その名の通りランナーに多い疾患です。

もしくは、久しぶりの運動としてランニングを

やり始めた人に多くみられます。

後は、バスケ、水泳、自転車などを

やる人にもみられます。

 

では、どういった症状なのでしょうか?

まず、膝の外側に痛みが出てきます。

これは、ほとんどの場合、腸脛靭帯という

大腿部外側についている靭帯が

大腿骨外顆(大腿骨の膝外側付近)と接触して、

炎症が発生し、膝の曲げ伸ばしをしたときに痛みが出ます。

基本的には使いすぎからくるものなのです。

初期の段階であれば、

少し休んでいると痛みはなくなります。

なので、この段階でしっかり原因となっているスポーツを

休めば症状が落ち着いて治りますが、

ここで、痛みが引いたから(一時的に)大丈夫と思って、

スポーツを継続すると、腸脛靭帯も股関節外側についている

大腿筋膜腸筋という筋肉と大殿筋というお尻の筋肉が

固くなって、痛みの原因になってきます。

その筋肉が最終的に腸脛靭帯に行き着くから、

当然、固くなり痛みが出てきます。

 

他の原因としては運動前後の柔軟不足やシューズが

固かったり合ってなかったり硬い地面の上を長距離

走ったりしてもなります。

 

治療法としては使いすぎなので、

基本的には安静にすることが大切です。

そして、大腿部前面、臀部、股関節の

ストレッチをよくやることです。

軽度の場合は、上記のことを続けていると

痛みがなくなっていきます。

症状が重度になると、なかなか改善が、

みられないので症状が長引いたり、

全く症状が改善しない場合は、

専門のところで治療をお勧めします。