足裏の痛みについて

今日は、足の裏の痛みについてです。

 

本題に入る前に足の構造について、

少し説明させていただきます。

 

足裏には足底筋膜という腱が薄い膜上に

踵骨~足趾の付け根まで、ついています。

足の骨はアーチを作る事によって、

体重を支えたり衝撃を逃がす作用があります。

これは骨だけじゃなく筋肉の作用もあります。

そして、縦アーチが内側と外側にあり、

横アーチは親趾球~小趾球辺りにあります。

足底筋膜は、このアーチを支えるように着いています。

 

このアーチがないと足裏や足の甲にそれぞれ痛みが出ます。

例えば、横のアーチがないと足の甲に痛みが出やすいです。

内側アーチがないと、扁平足と言われ足底に痛みが出やすいです。

扁平足になると、どういう影響があるのかは

後日の記事で紹介させていただきます。

 

原因は様々ですが多くの原因は、

足底筋膜の過緊張で足底筋膜が

固くなり、うまく伸び縮みができず、

膜が強引に骨を引っ張り炎症を起こすのです。

 

使いすぎなどによる筋膜やアーチを構成する筋肉の

過緊張による痛みやアーチの低下や、

加齢に伴う筋力の低下による

アーチの低下などの要素もあります。

 

これは、運動をよく行う子供や、立ち仕事の方や

運動不足の方が急に運動したり、

加齢による筋膜が固まったりしていると痛みが出やすいです。

 

ただ、この症状は出たり消えたりするので、

放置されることが多いので、長引くことも多々あります。

なので、症状が重くなってから病院などに行くことが多いのです。

 

治療法としては基本的には早期治療で大人しくしていることです。

と言っても仕事や部活も簡単に休めませんよね?

 

治療もしつつセルフケアをした方が早く治ります。

その方法をお教えします。

これは、治療をする上でも大事ですが、

意外と足裏よりも足の甲の方をマッサージしてあげると

痛みが軽減していきます。

それは、何故かというと足の甲の筋肉が固まると

足のアーチが上手く機能できなくなるからです。

 

後は膝裏の方も痛いのですが、

マッサージしてあげると、ふくらはぎの固さを

とってあげるのも効果的です。

後脛骨筋を緩めてあげるのも効果的です。

この筋肉は足のアーチを構成する筋肉でもあるので、

痛いのですがマッサージする価値はあります。

 

なるべく長引かせないことが大事なので、

早めに治療していきましょう。

腰の慢性的な痛みについて

今日は慢性的な腰の痛みについてです。

痛みの原因は様々なので、

絶対これっ!というのは言えません。

今回は、多く見られる例をご紹介いたします。

 

疲れてくると、骨盤が前傾し、

脊柱起立筋が引っ張られて腰が張ってるように

感じてきて痛みが出てくるようです。

これは体感しているので間違ってはいないと思われます。

 

先程の説明は一時的な痛みについてですが、

これが積み重なってくると

慢性的な痛みに移行していきます。

 

慢性的な痛みがある患者さんに多く見られるのが、

腰の筋肉とお尻の筋肉と大腿部の前面と側面が、

かなり固くなっています。

 

これを解説していくと、大腿部と臀部は

なにもしないで立っているだけでも使われています。

これは全身で伸長反射という現象が起こっていることで

筋肉が使われています。

伸長反射が解除された時どうなるかというと、

電車などで立って寝ている人が膝が抜けて、

カクンっと抜けて倒れそうになるのを

見たことがあると思います。

あれがまさに解除された瞬間です。

 

さて、話を筋肉の固さについての説明に戻しましょう。

主に固くなる筋肉は、脊柱起立筋、大腿筋膜腸筋、

大腰筋、大腿四頭筋、大殿筋、中殿筋です。

1つだけ腸脛靭帯という靭帯も関与しています。

この靭帯は大殿筋と大腿筋膜腸筋に着くので、

腰の痛みに関与してくるのです。

何よりも大腰筋という筋肉が固くなると、

腰を曲げるときに痛みが出やすくなります。

それは何故かというと、この筋肉は、

腰骨である腰椎~大腿骨にかけて着くからです。

この筋肉の作用が腰の屈曲つまり腰の前屈なのです。

そうすると、この筋肉が固くなると、

他の筋肉で代償作用が働き、

ドンドン固くなっていきます。

そうすると、前屈だけじゃなく後屈や側屈や

回旋動作などによる痛みに繋がっていきます。

 

これを予防する方法としては、

ストレッチが重要になります。

臀部のストレッチは寝ながらでも良いので

膝を抱えるように引き上げたり、

その状態で内側に入れてあげると、

よくストレッチされます。

 

大腿部のストレッチは前面部に関しては、

片足立ちで伸ばしたい方の足首を持って、

曲げていくと伸ばせます。

より深くストレッチすると、大腰筋を

伸ばすことができます。

しかし、高齢者の方や膝が悪い方の場合

できないことが多いので、膝に痛みが出ないように

誰かにやってもらうのが良いかと思います。

 

大腿筋膜腸筋のストレッチは、

横向きの状態で腰骨の下の柔らかい部分と

床の間にテニスボールを入れてあげて、

少し動いてあげるとストレッチになります。

 

臀部と大腿部のストレッチをすると、

腸脛靭帯も一緒に緩んできます。

 

後は、浴槽に浸からずにシャワーだけで

済ませていると筋肉の疲れがとれにくいので、

そういった普段の生活も見直すことも大切です。

 

 

 

膝の変形による痛みについて

今日は膝の変形による痛みについて

ご説明させていただきます。

 

始めに膝関節について、かるく説明すると、

大腿骨と膝蓋骨と脛骨で構成されています。

この大腿骨と脛骨の間に半月板と呼ばれる

関節唇がありクッションの役割をしています。

この半月板は内側と外側にあります。

変形性膝関節症は、この内側の半月板が

すり減り骨と骨が衝突して、膝の内側に痛みが

出て横に広がるように骨増殖して、

膝の内側が出っ張ってきます。

 

そして、この場合の痛みに関しては

だいたいは変形初期に起こり、変形しきってしまえば

痛みは、ほとんどおさまります。

 

原因は、加齢による関節液の量の低下や筋力低下による

膝関節の隙間が狭くなり骨と骨が衝突した時や

寒さや疲労などで筋肉が固くなったり、

膝をついて作業をすることを続けてきたりと

原因は様々です。

 

性差で言えば女性の方が多く見られます。

それは何故か?

これは女性に内股が多いのが理由です。

正座をしてもらうと、その差がハッキリ出ます。

女性は膝が内側に入りますが、

男性は外側に開くようになります。

これは、治療をする上でも重要なことです。

男女問わずに膝の変形がある方は座るときに

膝が内側に入る傾向にあります

これを外側にするだけで膝の内側にかかる負担が減ります。

 

後、日本の悪しき習慣である正座はしないことです。

理由は先程説明した通りです。

 

何よりも筋力低下も大きな原因の一つです。

大腿四頭筋の筋力低下や凝り固まっていくと

膝の隙間が狭くなっていくと言われています。

もう1ヶ所原因となるのが膝裏の筋肉の固さです。

ここは、かなり痛いのですが、

自分でマッサージしてあげると楽になります。

 

自宅でできる予防法としては、

バスタオルをぐるぐる巻きにして、

膝の下に入れて10秒間潰してあげて、少し休むというものを

10セットくらい繰り返してあげます。

これを毎日続けていくと大腿部の筋力がついてくるので、

痛みが楽になっていきます。

 

薬局などで売っている、せんねん灸で膝の内側を

温めてあげたり、膝のサポーターで温めてあげたり、

専門の方のマッサージも効果が高いです。

 

関節は寒さに弱いので、冷やさないことが大切です。

 

指のしびれについて

今日は一般的な指のしびれについて、お話します。

原因は様々ですが結論から言いますと、

神経の圧迫による血行不良で指のしびれが出ます。

 

誰もが経験のある例で言えば長時間の正座で足がしびれて、

立てなくなったりビリビリした感じに

一時的になったことがあると思います。

あれが慢性的に続くのが、

坐骨神経痛胸郭出口症候群、ヘルニアなどの

代表的な疾患のしびれになります。

 

肩凝りがひどくなりすぎてもしびれが出ますし、

ストレートネックが原因でしびれも出ます。

特に最近はスマホの普及によって、

幼稚園児や小学生でもストレートネックに

なっていることが多いです。

子供の肩凝りは教科書の量が昔に比べると多くなったのも、

そうですが、ストレートネックも原因になっています。

 

大人であればデスクワークなどで下を向くことが多かったり、

同じ姿勢でいることが多いと肩凝りがひどくなっていきます。

 

各症状についての詳しい説明は

後日記事にさせていただきますので、

そちらも参照してください。

 

肩凝りの予防するポイントとしては、

1.肩甲骨を動かす。

2.シャワーで済ませないで浴槽に浸かる。

3.同じ姿勢でいる時間を短くする。

4.頚・肩回りを冷やさない。

と言ったところでしょう。

 

1について解説すると、

肩凝りの原因は肩甲骨が動いてないことです。

肩を支える筋肉は大体が肩甲骨についています。

なので、肩甲骨が動かないと三角筋と上腕の筋群が

張ってきて、神経が圧迫され後のしびれに繋がっていきます。

 

予防方法としては、天使の羽が出るくらい

肩をゆっくり大きく動かしてください。

オススメの体操はオードリーの春日さんがやっている

カスカス体操をゆっくりやることを推奨しています。

私が診ている患者さんにも指導しています。

 

2について解説すると、

シャワーや暑いお湯にサッと浸かるのは、

身体の表面しか温めていないので、

湯冷めしやすいです。

なので、少しぬるめのお湯にゆっくり浸かって

身体の芯から温めた方が湯冷めもしにくいし、

睡眠の質も上がりますのでオススメです。

 

3について解説すると

筋肉は同じ姿勢でいると固まりやすいです。

仕事や本を読むときやゲームをする時は、

なるべく休憩する時間を作りましょう。

 

4について解説すると

首とつくところは基本的に大きな血管が通っているので、

冷気にさらされると身体は冷えやすいです。

特に冬などは冷えやすいので、マフラーや

ネックウォーマー等で冷やさないことが大切です。

 

以上の点に気を付けていただければ、

指のしびれも出にくいと思います。

              

本日より身体の不調状態について書きます

私は都内の病院のリハビリ科で働いています。

日々、患者さんの不調を改善するように

説明と指導と治療をしています。

なので、症状の説明と自分でできる予防法を

このblogで紹介していこうと思います。